[ 特別養護老人ホーム しのろ三清荘 ]

施設ブログ

2024.12.23

感染予防対策 第2回勉強会

 

令和6年12月12日木曜日

 

感染予防対策 第2回勉強会を実施しました。

 

今回の勉強会では、協力病院である札幌優翔館病院の看護師さんが来ていただき、講師をしていただきました。

 

 

〇 個人防護具の正しい着脱について 〇

 

● 個人防護具使用時の注意 ●

・湿性生体物質に接触する場合、接触する可能性がある場合に使用する。

・処置に対して必要な個人防護具を選択する。

・接触感染対応が必要な患者ケア時に必要な防護具を使用する。

・利用者毎に交換する。

・同一利用者であっても汚染された部位の位置から清潔な部位の処置に移る場合は交換する。

・個人防護具は体液等の付着により汚染された場合、または汚染したと考えられる場合は交換する。

・使用済みの個人防護具は感染性廃棄物として処分する。

 

● 個人防護具の使用目的 ●

・微生物や有害物質の暴露から守る。

・汚染されたユニフォームを介して他者に微生物や有害物質が伝播することを防ぐ。

・清潔な医療処置をおこなう際に、従事者からの微生物拡散を防ぎ、清潔を確保する。

 

● ガウン・エプロンの使用場面 ●

・湿性生体物質に白衣や腕・皮膚が接触するか、接触する可能性が考えられるとき。

・大量の分泌物や排泄物の取り扱い時。

・接触伝播する病原体に感染しているか、保有している患者への接触時。

【長袖ガウンを使用する時】

・微生物に感染している、または保有している方に接触する時。

・大量の血液(下血・吐血)や嘔吐等をしている方と接触する時。

 

● 手袋が必要な場面 ●

・血液や体液、分泌物、排泄物、粘膜、傷のある皮膚に接触するか、接触する可能性が考えられる時。

・湿性生体物質に汚染している可能性がある皮膚に接触する時。

・接触感染によって伝播する感染性微生物を保菌または感染している患者に接触する時。

・排泄物の処理時、座薬などの挿入時、排泄介助時。

 

● 手指衛生の5つのタイミング ●

①利用者に触れる前。

②清潔や無菌操作の前。

③体液に暴露された可能性のある場合。

④利用者に触れた後。

⑤患者周辺の物品に触れた後。

 

約20分の座学・講習のあと、防護具の着脱について実践で教えていただきました。

 

 

 

 

 

皆さん基本に立ち返り学ぶことができたと思います。

本日は本当にありがとうございました!