令和4年、1月の行事、
とんど焼きの様子をお伝えします。
お正月にお迎えした年神様をお送りする儀式として行われるとんど焼き。
古くは平安時代の宮中行事として行われていたものが
広く庶民に普及する段階で、各地の土着の信仰や火祭りと結び付いて
現在のとんど焼きの姿になっているそうです。
とんど焼きを意味する「左義長(さぎちょう)」という別名は、
平安時代の毬杖(ぎっちょう)というお正月の玉転がし遊びの道具を
一緒に焼いたことから生まれた呼び方で、当初は左義長として
広まったものが、どんどん燃える、などの、火が燃える様子を
表現した「とんど焼き」という名前に変化したのだとか。
今年の三清荘のとんど焼きは、
そんな歴史も踏まえた趣向を凝らした行事になりました。
まずはとんどを囲んで、みんなで記念撮影。
三清荘の周囲に広がる田園風景も綺麗です。
お正月の書き初めも一緒に燃やして、
年始めの願掛けです。
「無病息災」「健康長寿」「コロナ退散!」
今年のとんどは、
毬杖の杖を模した竹の柵に藁を詰め込んだ本格派スタイル。
バチバチと竹が爆ぜる(はぜる)音も「風情がある」と好評でした。
焚き火を囲んで、身も心も温まるひとときでした~
この日は他にも、
日本各地のとんど焼き行事についての映像付きレクチャーや、
左義長の起源とされる毬杖という遊びの再現なども行なわれ、
頭も体もフル回転で、年始めの恒例行事を楽しまれました。
そして最後は、皆さんお待ちかねの、おしるこ♪
高齢者施設ですので、とんどで焼いたお餅は入っていませんが
喉にも優しい白玉団子ミニの入ったおしるこを食べて頂きました~
こちらも大好評で、令和4年モードのスイッチを入れ直した皆さんでした~~